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美容外科とは?美容外科で求められる看護師スキルを徹底解説!

美容外科とは?美容外科で求められる看護師スキルを徹底解説!

2021.11.30

概要

美容外科とは「美容整形」を行う診療科です。

二重まぶたの手術や顔面や首のたるみをとるフェイスリフトなど、さまざまな手術が行われます。

 

美容外科クリニックは患者様に求められるサービスが、一般病院とまったく異なります。

 

そのため美容外科で働く看護師に必要なスキルや知識も違うのです。

 

この記事では美容外科と一般病院の違いや、美容外科で求められる看護師のスキル、美容外科で働くメリット・デメリットをご紹介しています。

 
<目次>

1,美容外科とは
2,美容外科と一般病院の違い
  2-1.保険診療ではなく自由診療
  2-2.病気の治療ではなくコンプレックスの克服や美しさの追求
3,美容外科で求められる看護師
  3-1.高いコミュニケーションスキル
  3-2.接遇スキル
  3-3.外科処置の補助スキル
  3-4.手術介助のスキル
  3-5.術後患者のケアスキル
  3-6.美容医療への興味と関心
4,美容外科で看護師として働くメリット
  4-1.美を通して患者様のQOLを向上させられる
  4-2.夜勤・残業が少なく給料は高め
  4-3.自分の頑張り次第でインセンティブが入る
5,美容外科で看護師として働くデメリット
  5-1.非常に高い接客スキルが求められる
  5-2.スキルが美容医療に特化
  5-3.休日出勤もありえる
6,まとめ

1. 美容外科とは

1.美容外科とは

美容外科は形成外科の一分野。

いわゆる「美容整形」の手術を行う診療科です。

 

具体的には二重まぶたにする手術や、鼻を高くする手術、顔や首のたるみをとるフェイスリフト、お腹の余分な脂肪をとる脂肪吸引、レーザーであざを消す手術などがあります。

 

人の第一印象は主に容姿で決まります。

特に顔の印象は影響力が高く、きれいな人・やさしそうな人・怖そうな人などさまざまな第一印象を与えるのです。

 

「もっと目が大きければ…」「もう少し鼻が高ければなぁ…」など自分の顔にコンプレックスを感じている方は多いのではないでしょうか?

また「シワが目立ってきた」「たるみが気になる」など年齢による悩みを抱く方もいます。

 

美容外科では、美を追求したい方やコンプレックスをもつ方の悩みを解消する美容医療を提供しています。

 

少し前までは「美容整形なんてしてはいけない!」「生まれもった顔を傷つけるなんて…」と日本では否定的な考えが多かったです。

しかし韓流ブームなど時代の流れが変化したことや、手軽にできる「プチ整形」の認知度が上がり、美容整形の捉え方もポジティブになりました。

 

美容整形のやりすぎは身体へ大きな負担をかけますが、適度に行えばコンプレックスから解放され、より豊かな人生を歩むことができます。

 

2. 美容外科と一般病院の違い

2.美容外科と一般病院の違い

美容外科は一般病院と異なる部分がたくさんあります。

どのような部分が違うのでしょうか?

 
2-1.保険診療ではなく自由診療
 

一般病院で行われる治療の多くは「保険診療」です。

保険診療は公的医療保険制度が適用される診療のことです。

よく怪我や病気で医療機関を受診したときに行われ、保険証を提示すれば、医療費の自己負担が3割程度で収まります。

 

一方美容外科で実施される治療の多くが「自由診療」で行われています。

自由診療は保険が適用されない診療のことです。

自由診療で治療が行われた場合、治療費は全額患者様が自己負担することになります。

 

保険診療は疾患や治療内容ごとに診療報酬が定められています。

そのため、どの病院で治療を受けても必要な料金は一定です。

 

保険診療は必要に応じて追加の検査や治療を行ったとしても、この病名の治療・手術にかかる診療報酬は一定と定められていることが多いため、追加で診療報酬を得られません。

病院が収入を得るための無駄な検査や治療を防ぐためでもありますが、場合により赤字になることもあります。

 

それに比べて自由診療は提供する病院が料金を設定し、患者様と契約した上で行います。

そのため同じ治療を行っても、料金がクリニックによって異なることもあるのです。

 

美容外科では美容に特化した先進医療を提供しています。

患者様が納得する方法や機器を選択し、満足できる医療を提供しているのです。

 
2-2.病気の治療ではなくコンプレックスの克服や美しさの追求
 

一般病院では主に病気の治療をし、健康な生活を送れるように診療が行われます。

しかし美容外科は病気の治療のために行う診療ではありません。

 

来院される患者様は、基本的に健康に問題のない方ばかりです。

病気をもつ患者様のケアではなく、コンプレックスを克服し、きれいになってより幸せを感じてもらうために治療が行われます。

 

そのため一般の病院よりも質の高いサービスや医療が求められます。

 

3. 美容外科で求められる看護師

3.美容外科で求められる看護師

美容外科は一般病院と役割が異なるとお話してきました。

そのため、美容外科で働く看護師に求められるものが違います。

 

もちろん基礎看護の知識や技術など同様に求められるものもありますが、プラスアルファで求められるスキルについてご説明していきます。

 
3-1.高いコミュニケーションスキル
 

もっとも求められるものがコミュニケーションスキルです。

美容外科に来院する患者様は、美しさに対するこだわりや期待値が高いです。

そのため、看護師をはじめとするスタッフへ求めるレベルも高くなります。

 

手術前の不安を取り除けるようにコミュニケーションを取らなければなりません。

 

また看護師は患者様へカウンセリングも行います。

 

具体的にどのようになりたいか、自分でしっかりお話される患者様もいますが、うまく表現できない患者様も中にはいらっしゃいます。

また患者様も気づいていない根底にある悩みを汲み取り、言葉に表さなくてはなりません。

 

患者様が安心して治療を受けられるように、患者様から信頼していただけるように非常に高いコミュニケーションスキルが求められます。

 
3-2.接遇スキル
 

美容外科は病気を治すために患者様が来院しているのではありません。

患者様が人生をより豊かにするために治療を受けに来られています。

 

そのため、美容外科では患者様はお店にいらっしゃる「お客様」と同様に認識されています。

患者様に満足していただける医療を提供するために、接遇スキルは必須です。

 

接遇は「丁寧におもてなしをすること」。

患者様に対する言葉遣いや気遣いなど、患者様一人ひとりを思いやる気持ちが大切です。

 

一般病院でも接遇スキルはある程度必要ですが、美容外科ではさらに高度な接客スキルが必要になります。

 
3-3.外科処置の補助スキル
 

美容外科で働く看護師の業務内容は、診察や診療のサポートもありますが、レーザー治療の処置や採血・注射などさまざまなものがあります。

 

また、医師が行う外科処置の補助を行うことも。

 

医師がどのような手順で処置を行い、どのようなサポートがあるとスムーズに処置を終えられるのか、流れや注意点をしっかり確認しなければなりません。

また慣れない処置や多少の痛みをともなう処置であれば、患者様は不安でいっぱいな筈です。

 

患者様の不安を取り除き、安心して受けていただけるようサポートするスキルも大切です。

 
3-4.手術介助のスキル
 

美容外科では、美容整形など手術も行われます。

そのため手術室で手術介助を行う業務もあります。

 

器械出しなど直接介助や、外回りを行う間接介助など、さまざまな業務があるのです。

一般病院で行う手術看護師の業務内容と同じこともありますが、異なる内容もあります。

 

美容外科クリニックにもよりますが、手術前後の準備や処置を看護師が行うことも。

手術介助の経験がないと美容外科で働けないわけではありませんが、ある程度の知識やスキルは必要になります。

 
3-5.術後患者のケアスキル
 

手術後の患者様のケアスキルも必要です。

日帰りができる手術から入院が必要になる大掛かりな手術までさまざまですが、患者様が手術後に容体が変化しないか十分に観察しなければなりません。

 

少しの異変も見抜けるように患者様を観察し、臨機応変に対応できるスキルが求められます。

 
3-6.美容医療への興味と関心
 

美容医療は日々進化しています。

新しい知識や薬・手技など覚えることはたくさんあります。

常に知識をアップデートし続ける必要があるため、美容医療に興味や関心がないと看護師として働き続けるのに苦痛を感じてしまう方も。

 

また美を追求するために治療に来ているのに、対応する看護師がまったく美に興味がなさそうな髪型や服装では不信感を抱かれる恐れもあります。

 

美容外科など、美容クリニックで働く看護師は美人でないと勤められないと思う方もいるかもしれません。

しかしそれは大きな間違いです。

 

美容クリニックで働く看護師は美への意識が高く、常に努力をしている方がほとんどです。

採用担当者も美への興味と関心が高いかを見ています。

 

常に美を意識し、努力し続ける姿勢が非常に大切なのです。

 

4. 美容外科で看護師として働くメリット

4.美容外科で看護師として働くメリット

最近、看護師の勤務先として人気な美容外科。

なぜ人気なのでしょうか?

 

美容外科で看護師として働くメリットを3つご紹介します。

 
4-1.美を通して患者様のQOLを向上させられる
 

コンプレックスが人生に与える影響は非常に大きいです。

コンプレックスのせいで自分に自信がなく、何事も後ろ向きに捉えてしまう方もいます。

 

またコンプレックスを克服するため、実際に行動することも非常に大きな勇気と不安がともないます。

 

美容外科の看護師は勇気を出して、新しい一歩を踏み出そうとしている患者様のそばで寄り添い、お手伝いができる仕事です。

 

実際に美容整形を行い、コンプレックスを克服した患者様の表情が明るくなり、患者様の人生が一瞬で変わったと間近で感じる体験をする看護師も多いです。

 

長年の悩みから解放され「ありがとう」と患者様から感謝される経験は、看護師の大きなやりがいになります。

 
4-2.夜勤・残業が少なく給料は高め
 

美容外科では基本的に夜勤や残業がありません。

日勤のみの勤務なため、小さな子どもがいる方や介護で夜に家を空けられない方でも無理せず仕事が続けられます。

 

一般病院で働く看護師に比べ、クリニックで働く看護師の給料は夜勤がないため低くなりがちです。

しかし美容外科で働く看護師の給料水準は、一般病院で働く看護師と同等かそれ以上になっています。

 

日勤のみで働きたいけど、収入は下げたくないと考えている方にはとても魅力的な職場です。

 
4-3.自分の頑張り次第でインセンティブが入る
 

美容外科で働く看護師の業務内容は、看護業務だけではありません。

施術コースを案内したり、化粧品を販売したり、売り上げに直接関わる業務も行います。

 

そのため一定の目標を達成した看護師には通常の給料に加えてインセンティブが入ることがあります。

インセンティブの額は数万円~数十万円にのぼることも!

また患者様に指名していただくと指名料がそのままお給料に反映されることがあります。

 

自分の頑張りがそのまま給料に反映されるため、非常にやりがいを感じる方も多いです。

 

さらに手術介助に入った方には手当が追加されるなど、一般病院にはない手当も。

 

「あれだけ頑張ったのに何も反映されない」と職場に不満をもつ方もいます。

しかし美容外科クリニックなら「お給料」として反映されるため、もっと頑張ろうと前向きに仕事に取り組めるのではないでしょうか?

 

5. 美容外科で看護師として働くデメリット

5. 美容外科で看護師として働くデメリット

美容外科で働くメリットをご紹介してきましたが、実はデメリットもあります。

ここでは美容外科で看護師として働くデメリットを3つ解説していきます。

 
5-1.非常に高い接客スキルが求められる
 

美容外科には病気の患者様ではなく「コンプレックスを解消したい」「もっと美しくなりたい」と強く願う患者様がいらっしゃいます。

また自由診療で行う医療のため、患者様が選択した治療を納得してもらえる医療を提供しなければなりません。

 

そのため一般病院と比べ、患者様から非常に高い接客スキルやコミュニケーション能力が求められます。

求められるものが高いため、患者様が少しでも不快だと感じるとすぐにクレームが入ります。

 

一般病院で働いていたときと比べ、患者様とのコミュニケーションに気を遣うため、それを強いストレスだと感じる方もいるようです。

 
5-2.スキルが美容医療に特化
 

美容外科で看護師として勤務すると、スキルが美容医療に特化してしまいます。

一般病院と業務内容や求められているものが異なるため、一般病院に転職しようと考えたときにスキルを活かしにくいデメリットがあるのです。

 

また美容外科をはじめとする美容クリニックに、偏見をもつ看護師や採用担当者が残念ながらいます。

美容クリニックの看護師は看護をしていないと思い込んでいる方が、少数ですがいるのです。

 

そのため次に転職するときに美容外科クリニックで働いていた経験が不利になる可能性もあります。

 

もちろん美容外科クリニックで働く看護師の業務内容は、立派な看護です。

基礎看護のスキルが必要ですし、処置に関する高い技術力も要します。

何より患者様の心に寄り添い、最高の医療を提供する使命は「看護」そのものです。

 

最近は看護師の勤務先として美容クリニックの人気が高まっているため、美容クリニックで働く看護師への偏見もなくなっていくと考えられますが、古い考えに囚われている方もいるのが現状です。

 
5-3.休日出勤もありえる
 

美容クリニックは日勤のみですが、土日も開業している医院が多いです。

そのため平日だけでなく、土日に出勤しなければならないこともあります。

 

シフト制で週に2日以上の休みは確保されていると思いますが、変則的なお休みになる可能性があります。

土日に休みたいと考えている方にとって、大きなデメリットになるでしょう。

6. まとめ

美容外科は一般病院とは異なり、患者様の病気を直すのではなく、患者様のコンプレックスを克服し美しくなりたい希望を叶える医療を提供しています。

 

診療内容も保険診療ではなく、自由診療がメインになります。

そのため、患者様が十分納得できる医療サービスを提供しなければなりません。

 

美容外科で働く看護師は、患者様に満足していただける医療を提供するサポートを行います。

そのため一般病院より、非常に高いレベルのコミュニケーション能力や接遇スキルなどが求められます。

 

また採血や注射などの処置スキルや手術に関するスキルも必要です。

質の高いサービスを求められる患者様が多いため、処置スキルは一般病院で求められるレベルよりも高くなります。

 

そして、何よりも大切なのは「美容医療への興味と関心」です。

進化し続ける美容医療をどんどん吸収する積極性と、自分自身の美を極めたい気持ちと努力は患者様にも伝わります。

 

患者様に「この人のように美しくなりたい」「この人なら信頼できる」と感じていただけるように、毎日の努力を惜しまない姿勢が美容外科で働く看護師に求められています。

 

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