2021.11.30
概要
履歴書を書く中で最も悩ましい部分が「自己PR」。
控えめな国民気質を持つ日本人が一番苦手とする分野です。
しかし採用したい人材だと思ってもらうためにも、自己PRはとても大切な項目です。
「書いてみたけどうまくまとまらない」
「これでアピールになっているか不安」
このように悩む方も安心してください。
書き方とポイントを押さえれば、相手に伝わる効果的な自己PRを作成できます！
この記事では好印象を持たれる自己PRの書き方や押さえるべきポイントを詳しくご紹介していきます。
＜目次＞
1,看護師の自己PRは志望動機とは違う！
2,看護師の自己PRは3部構成で書く
2-1.結論
2-2.エピソード
2-3.どのように働きたいか
3,好印象を持つ自己PRを書く６つのポイント
3-1.オリジナルの内容
3-2.志望する病院やクリニックの方針・特徴をよく調べる
3-3.ポジティブに表現
3-4.経験したことを積極的に盛り込む
3-5.長く働く意思を伝える
3-6.文章はダラダラ書かない！８割以上は埋める
4,自己PRが書けない！自分の長所の見つけ方
5,不利な条件を自己PRに言い換えるコツ
5-1.転職回数が多い
5-2.経験・スキル不足
6,まとめ
1. 看護師の自己PRは志望動機とは違う！
応募書類の中で特に重要な「自己PR」と「志望動機」。
よく混同されがちですが、この２つはまったく異なるものです。
「志望動機」はなぜこの病院やクリニックに応募したのか理由を書くものであり「自己PR」は職場で活かせる能力をアピールする項目です。
「自己PRと言われても、何もアピールできることがない」と悩む方が多いのも事実でしょう。
控えめな国民気質を持つ日本人にとっては特に苦手な分野です。
しかし安心してください。
アピールするものが何もない方はいません。
難しく考える必要はなく、責任感や向上心の強さなども自己PRの材料になります。
また短所だと思っていることが、見方を変えれば長所になることも。
「自己PR」は自分を見つめるキッカケにもなります。
自己PRをまとめられないと悩む方も、書き方が分かれば志望先に好印象を与えるPR文が書けます！
2. 看護師の自己PRは3部構成で書く
印象に残る自己PRは次の３部構成で書きましょう。
- 結論
- エピソード
- どのように働きたいか
この構成はPREP（プレップ）法を用いています。
「PREP」は「Point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字をとったもので、効果的に自分の主張を相手に伝えることができます。
必ずこの書き順をしなければいけないわけではありません。
しかしこの形式を意識して作成すると、採用担当者のインパクトに残りやすい文章が作成できます。
2-1.結論
まずは「自分の強みは◯◯です」と結論を書きましょう。
自信がないと「〜だと思います」のように控えめな表現になりがちですが、ここは「〜です」と言い切ってください。
また、だらだらと説明するのではなく、端的な言葉でアピールしましょう。
2-2.エピソード
結論を裏付ける具体的なエピソードを書きます。
例えば「コミュニケーションスキルの高さ」をアピールしたいなら、患者様やご家族との交流や医師や他職種の方とのやりとりをエピソードに挙げるといいでしょう。
また「向上心」をアピールするのなら、勉強会や研修会に参加したエピソードを記載していきます。
エピソードを書くときのポイントは、なるべく具体的に書くことです。
事実の羅列ばかりで、中身がないと説得力がなくなります。
2-3.どのように働きたいか
最後に自分の強みを活かして、志望先の病院やクリニックでどのように働きたいのか記載します。
「〜ができるようになりたい」のように不確定な内容はよくありません。
自己PRなので「できること」を書きましょう。
また志望先の病院やクリニックが求める人物像に近い内容をPRできると、さらに効果的です。
3. 好印象を持つ自己PRを書く６つのポイント
ここからは、自己PRのポイントを６つご紹介します。
ポイントをしっかりと押さえて、採用担当者に好印象を与えましょう！
3-1.オリジナルの内容
インターネットを調べると自己PRに関するさまざまな例文が掲載されています。
自分に当てはまるからといって、そのまま記載してはいけません。
書き方を参考にしてもよいですが、誰にでもありそうな当たり障りのないエピソードでは印象に残りません。
実体験を具体的に記載し、オリジナルのエピソードを書きましょう。
3-2.志望する病院やクリニックの方針・特徴をよく調べる
必ず志望先の病院やクリニックの方針や特徴・理念などを調べましょう。
例えば高級感のある落ち着いた雰囲気が特徴のクリニックへ、いつでも元気いっぱいで活発だと自己PRすると、病院のカラーと合わないと思われる可能性があります。
病院が求める人物像と、自分のアピールポイントがマッチしているか確認しながら書きましょう。
3-3.ポジティブに表現
自己PRだけでなく、履歴書や職務経歴書など応募書類全般に言えることですが、必ずポジティブな表現をしましょう。
また、一見前向きに思える「教えてもらいたい」などの言葉は、受け身で積極性のない姿勢と捉えられる可能性があります。
ポジティブな表現で前向きな姿勢をアピールできる文章を書きましょう。
3-4.経験したことを積極的に盛り込む
自己PRで特に重要な部分が「エピソード」です。
誰にでも言えるような表面的なエピソードは、採用担当者の印象に残りにくくなります。
また書類審査を通過したあとの面接でも、自己PRはよく聞かれる質問です。
実体験に基づいた具体的なエピソードを書くようにすると、話の内容に深みが増し、印象に残る内容になります。
3-5.長く働く意思を伝える
求人を出す病院やクリニックの多くは、長く働いてくれる方を求めています。
自己PRの中で長く働く意思を伝えられると効果的です。
3-6.文章はダラダラ書かない！８割以上は埋める
たくさん説明したいことがあると、どうしても長い文章になりがちです。
説明不足になってはいけませんが、ダラダラ長く文章を書くと話が伝わりにくくなり、採用担当者にくどいと思われる可能性があります。
なるべく簡潔に内容を伝えられる文章を作成しましょう。
と言っても、簡潔すぎて短いのもよくありません。
自己PR欄は最低でも８割以上埋めるようにしてください。
4. 自己PRが書けない！自分の長所の見つけ方
「自己PRできるような長所がない」と頭を悩ませている方もいるでしょう。
いきなり「自己PRをしてください」と言われて、すぐに話せる人の方が少ないはずです。
どれほど考えても、自分の長所が見つからない場合は次の方法を試してみましょう。
・他人に自分の長所を聞いてみる
・短所を列挙し、その中から長所を見つける
自分では気が付かない長所をほかの人が見つけてくれることがあります。
また短所だと思っていることも、見方や言い方を変えれば十分長所になります。
自己PRは自分を客観的に見つめ直すキッカケにもあります。
全く長所のない人間はいません。
短所も含めて自分を見つめ直すといいでしょう。
5. 不利な条件を自己PRに言い換えるコツ
転職回数が多かったり、経験・スキル不足だったりする方は、どうしても転職が不利になります。
しかし、これを自己PRに言い換えることで強みになることがあります！
どのように言い換えればいいのかご紹介します。
5-1.転職回数が多い
履歴書には職歴をすべて記載するため、転職回数が多いと「根気がない」「何か問題があるのでは？」と思われる可能性があります。
しかし転職回数の多さは「経験が豊富」とも言い換えられるのです。
さまざまな職場で多くの経験をしていることから、ものごとに柔軟に対応する能力があるとアピールしましょう！
多くの診療科を経験している方なら、転職で得たスキルや知識の豊富さを自己PRすることもできます。
5-2.経験・スキル不足
初めて挑戦する分野へ転職を考えている方は、経験やスキル不足が不利になることがあります。
また看護師として働いた経験が短い方は、アピールできるポイントがないと悩むかもしれません。
しかし自己PRは看護師のスキルや経験だけをアピールする場ではありません。
自分がどのような人間なのか、採用担当者に知ってもらう場所です。
前向きな姿勢や適応能力の高さ・コミュニケーション能力・協調性は看護師の経験やスキルがなくてもアピールできます。
採用担当者はスキルを持つ人材を求める以上に人柄を重視していることが多いのです。
6. まとめ
好印象を与える自己PRは「結論」「エピソード」「どのように働きたいか」の３部構成で書くとよいでしょう。
「エピソード」はなるべく具体的に書くと内容に深みが増し、採用担当者の印象に残りやすくなります。
また志望先の病院やクリニックが求める人物像とマッチするような自己PRができると効果的です。
自分の長所が見つからないと悩む方もいるかもしれません。
しかし、まったく長所のない人間はいません。
ほかの人に自分の長所を聞いたり、短所を見つめ直したりすれば、必ずアピールポイントが見つかります。
自分だけのアピールポイントを見つけて、好印象を持ってもらえる自己PRを作成しましょう。
美容分野に転職を希望する方もいらっしゃるでしょう。
美容クリニックは一般病院と求める看護師像が異なります。
技術面も重要ですが、患者様とのコミュニケーション能力が最も必要です。
美容クリニックにマッチする自己PRを作成しましょう。
自己PRを記載したものの自信がない方は、ぜひ「かんごりすた」へご相談ください。
美容クリニックへの転職に特化したスタッフが、全力でサポートします。
