2024.10.03
概要
肌のお手入れに関して
- 肌ケアって結局何が正解かわからない
- 肌の手入れはいつやっても同じ
- 美肌の人って「特に何もしてないよ~」とか言うけど、絶対何かしてる
などは、街で買い物中の女子大生や、ランチ中のスタッフ、美容クリニックの患者といった幅広い世代から、よく聞かれた言葉です。
シミ・そばかす、くすみ、乾燥、怒りじわ、赤ら顔
など、肌の悩みは尽きません。
『キレイになりたい、でも毎日続けるのは大変。』
『ちょっとでもコスパ・タイパを良くしたい。』
と思われた方、秋は美肌になるためのお手入れを行うのに最適といわれています。
それは、秋は紫外線が夏に比べて和らぐため、レーザー治療が受けやすくなるからです。
また、夏の肌ダメージに早く対処しないと、どんどんトラブルが深刻になるためです。
- フォトフェイシャル
- ピコレーザー
- ピーリング
- 水光注射
は美容クリニックが初めての方にも、オススメです。
この記事では秋に美肌ケアを始めるのが最適な理由とともに、オススメの美容施術について具体的にお伝えします。
<目次>
1,夏はテンション上がるが肌ダメージが気になる
1-1.紫外線が強すぎる
1-2.エアコンは付いていて当たり前
1-3.冷たい飲み物・食べ物にご注意
2,肌悩みが多くなりがちな秋
2-1.夏の肌ダメージ
2-2.気温・湿度の変化
2-3.ホルモンバランスの変化
3,オススメの美肌ケア
3-1.フォトフェイシャル
3-2.ピコレーザー
3-3.ピーリング
3-4.水光注射
4,私に合うお手入れは?
4-1.痛みの少ない方法
4-2.コスパ重視
4-3.タイパ重視
5,まとめ
1. 夏はテンション上がるが肌ダメージが気になる
夏は日が長くなり、楽しいイベントがたくさんあるので、一年で一番好きな方もいることでしょう。
しかし、肌にとっては、いい季節とは言い難いです。
そして美肌ケアも、夏は適しません。
かといって、『何もしないのもな、、』と思われる方は、日焼け止めを使い、帽子や日傘を併用するなど、紫外線対策に気を付けましょう。
化粧水で保湿とクールダウンするのも効果的です。
夏は、『肌をキレイにする!』というより『ダメージを最小限にする』という考え方が良いです。
夏の肌トラブル関して、原因とともにお伝えします。
1-1.紫外線が強すぎる
夏はとにかく紫外線をたくさん浴びます。
肌にとって気にしないといけない紫外線は、UVAとUVBの2種類あります。
3月頃から紫外線量が増え始めるため、春先から紫外線対策が必要なことは、既にご存知の方も多いでしょう。
紫外線を浴びると皮膚の少し深いところ、真皮層がダメージを受けます。
真皮層を守るために少し表層に近い、表皮の基底層(表皮の最下層)にあるメラノサイトが活躍します。
色素細胞とも呼ばれるメラノサイトが、血中のチロシンからメラニンを作ります。
このメラニンが黒色色素のため、たくさんできればできるほど、皮膚が黒くなります。
また、部分的にできれば〝しみ〞や〝そばかす〞となるのです。
メラノサイトは強い刺激を受け続けたり、ストレスにさらされ続けたりすると、活性化して、どんどん産生されるメラニンが増えます。
そして、日焼けやしみ・そばかすがますます進行する・・・という悪循環に陥ります。
基本的に医療は早期対応が基本です。
それは美容においても同様です。
ですが、肌のお手入れに関しては少し事情が異なります。
そもそも日焼けをしている状態は、
『ただメラニンが増えすぎて黒くなってしまった』
というわけではないからです。
日焼けをすると、肌に熱感がでます。
ご承知の通り、軽度のやけどと同じような状態になっています。
やけどで、熱感と発赤がある皮膚にレーザーを照射したり、刺激の強い薬品を塗布するとどうなるでしょうか?
それよりも、クールダウンや保湿が優先されることでしょう。
特にレーザーはメラニン色素により反応するため、効果も強くなります。
その分、疼痛も副作用も大きくなります。
レーザー治療後の肌は、レーザーによる熱で軽度のやけど状態になります。
やけど状態の皮膚にやけどが加わることになり、リスクが上がります。
アフターケアの紫外線対策も厳密さが要求され、とても大変です。
こういった理由から夏は紫外線対策に終始し、本格的なケアは秋からがオススメです。
紫外線対策は、自身が取り入れやすい方法で大丈夫です。
ですが、日焼け止めを使用する際は、ビタミンD欠乏症にならないよう注意が必要です。
食物からは摂取しにくい栄養素のため、サプリメントで手軽に補給するのがおすすめです。
1-2.エアコンは付いていて当たり前
猛暑・酷暑の中、高齢者や子供の命を守るため、エアコンの使用が推奨され、どこでも当たり前についています。
命を守るためには、とても大切なことですが、エアコンが常についている状況では、肌は非常に乾燥します。
冬のように、
- カサカサ
- 粉をふく
などのわかりやすい乾燥ではなく、夏は『隠れ乾燥(インナードライ)』になりやすいです。
暑いため、外に出ると汗をかきます。
皮脂も分泌され、テカったりベタついたり、と乾燥のイメージは少ないかもしれません。
だからこそ一見潤っている、むしろ水分・油分が多すぎるように思えますが、皮膚の内部は乾燥している状態です。
エアコンで知らず知らず乾燥すると、皮膚は乾燥を防ぐため、内部から皮脂を過剰分泌します。
また、冷たい飲食物を摂ったり、冷感素材を身にまとうことで、体内が冷えていることが多く、代謝の低下から乾燥に繋がります。
このため、外はしっとり、内はカラカラといった状態になるのです。
コロナ以降、マスク着用による『蒸れ』を潤いと思っているケースもあります。
- 肌がゴワゴワする
- 化粧ノリが悪くなった
- 肌がベタつく
などは『隠れ乾燥』のサインです。
夏はさっぱりめの夏用基礎化粧品で、乾燥対策をしっかり行うと良いでしょう。
1-3.夏は冷たい飲み物・食べ物にご注意
夏、美味しいものがたくさんあります。
ですが、栄養バランスが悪くなりやすい季節でもあります。
- 冷たいものばかり飲んで・食べてしまう
- 暑すぎて食欲がなくなる
- 作るのが億劫で同じものばかり食べてしまう
といったことが起こりやすいためです。
冷たいものを飲食すると、当然代謝が落ち、体に悪影響を及ぼします。
食欲低下により、食事摂取量が低下したり、同じようなものを食べ続けることで、栄養バランスが偏ります。
『代謝が落ちる』
『栄養不足によりさらに代謝が落ちる』
『代謝が落ちたら正常なターンオーバーが阻害される』
『脆弱な皮膚がさらにトラブル(乾燥など)になる』
といった悪循環に陥りやすくなります。
暑い時期、キッチンも暑くて調理もしんどいです。
手軽に食べられて、栄養価の高いものを摂取するといいでしょう。
納豆やアボカド、サーモンなどの美容食がオススメです。
お肉を食べて、タンパク質もしっかり摂りましょう。
豆腐や豆乳は、女性ホルモンに似た作用のイソフラボンが女性に嬉しいですが、体を内から冷やす作用があるので、摂りすぎ注意です。
2. 肌悩みが多くなりがちな秋
夏は肌にとって試練の季節ですが、そんな夏を過ごした肌はどのような状態になっているのでしょうか。
秋は
『一年で一番、肌トラブル・悩みが多くなる季節』
といわれています。
しみ・そばかす、くすみ、しわ、乾燥、敏感肌(掻痒感など)、吹き出物
症状にはもちろん個人差がありますが、あげればキリがありません。
美肌ケアを適切に行うために、原因と状態を詳しく知っておきましょう。
2-1.夏の肌ダメージ
紫外線、エアコン、栄養状態
が、肌トラブルを引き起こしているとお伝えしました。
紫外線によるダメージ
- メラニン産生過多によるシミ・そばかす
- 光老化によるシワ、たるみ
- バリア機能低下などによる乾燥
エアコン
- 室内などの湿度低下による乾燥
- 異常なターンオーバーによる、乾燥、くすみ等
- 皮脂の分泌異常による隠れ乾燥、吹き出物
- バリア機能低下による乾燥
- 皮脂の分泌増加やバリア機能低下による敏感肌
栄養状態に関しては前述の通りです。
原因は紫外線やエアコンなど、単独の場合もあれば、
複雑に絡み合っている場合もあります。
複数の原因に同時に対処しなければ、なかなか悩みを解決するのは難しいでしょう。
2-2.気温・湿度の変化
- 一日の気温の変化が大きい
- 気温が徐々に下がっていく
初秋は日中、まだまだ日差しが強く、気温が高いことが多いです。
ですが、朝夕は下がり一日の気温の変化が大きいです。
体調を崩される方もいらっしゃるでしょう。
そのような状況は肌にも負担がかかります。
代謝が落ちターンオーバーが乱れることで、肌がカサカサしたりゴワゴワになったりします。
そういった肌はバリア機能が低下しているため、外的刺激に弱く、さらなる乾燥などの皮膚トラブルを引き
起こします。
毛穴なども目立ちやすくなってきますし、花粉等の影響も受けてしまうのです。
さらに秋が深まり気温が下がってくると、ますます乾燥しやすくなります。
保湿が必要なのはもちろんですが、場合によっては多角的なアプローチが重要になります。
2-3.ホルモンバランスの変化
- 栄養バランスの乱れ
- 自律神経の乱れ
などから、秋は女性ホルモンのバランスが崩れやすいといわれています。
秋にイライラしやすくなったり、情緒不安定になりやすいのはこのためです。
ホルモンバランスが乱れると、代謝が落ちターンオーバーが乱れます。
睡眠による美肌ホルモン等も十分に分泌・作用しません。
夏の疲れや夜更かしが、自立神経の不調につながります。
しっかり栄養を摂取し睡眠を十分とるようにしましょう。
3. オススメの美肌ケア
では、秋はなぜ美肌ケアに向いているのでしょうか。
- 紫外線量が減るため、治療・アフターケアが行いやすくなる
- 乾燥しやすくなるため、トラブルが進行しやすい
レーザー治療は前述の通り、治療後、紫外線を浴びないようにする必要があります。
夏は紫外線量が多いため、大変難しいです。
また、乾燥しやすくなると肌トラブルがますます進行するため、早めの処置が必要になります。
美容未経験の方でも始めやすい、疼痛が穏やかでお財布にも優しい美容施術を具体的にみていきましょう。
3-1.フォトフェイシャル
光治療とも呼ばれます。
悩みや肌の状態に合わせ、IPLやUPLという光を照射します。
幅広い波長を用いるため、効果も幅広いのが特徴です。
- しみ・そばかす
- くすみ・きめ・美白など
- しわ、たるみ
といった、多種多様な肌トラブルに対応できます。
みも我慢できる範囲の場合が多く、効果は照射後すぐから実感できるため、人気があります。
肌が白くなり2~3日でシミが、ぽろぽろと取れることもあります。
効果が持続しづらいため、定期的に施術する必要はありますが、その分価格も抑えられているクリニックが
多いです。
3-2.ピコレーザートーニング
ピコレーザーとは、ナノ秒よりもさらに早い、ピコ秒レーザー治療機のことです。
どう違うのかというと、出力が強くなり、メラニンをより細かく破壊することができます。
ティントやタトゥーなどもそうですが、色素は生体にとっては異物になります。
レーザーで色素を細かく破壊することにより、体外に排出されたり、マクロファージなど貪食細胞が捕食することで、体内からなくなります。
つまり、細かくなればなるほど、脱色素がスムーズになるのです。
ピコレーザートーニングと呼ばれる方法が一般的です。
光治療に比べ、波長の種類は多くはないため、悩みに対し集中的に治療し、根治を目指すイメージです。
こちらも、皮内で炎症が起こります。
いわゆる火傷のような状態になるため、創傷治癒過程を引き起こし、ターンオーバーも促進されます。
- シミ
- くすみ
- 赤ら顔
- ニキビ
といった症状に効果が出やすいのが特徴です。
痛みはゴムで弾かれる程度の場合がほとんどで、短時間ですむのも嬉しいポイントです。
3-3.ピーリング
ピーリングとは、皮膚の表面を剥がし、肌の再生を促進させる手法です。
美容クリニックでは、海外輸入品のドクターコスメなども扱えるため、各クリニックでいいと思われるものを使用します。
- ケミカルピーリング
- 浸透型ピーリング
- マシンピーリング
と種類も多く、自身に合うものを選べるのも特徴です。
ケミカルピーリング
酸を塗布し、皮膚表面を溶かすよく知られた方法
浸透型ピーリング
製剤を皮下に浸透させ、コラーゲン産生を促進する方法
アンチエイジング効果もあり
マシンピーリング
ハイドラフェイシャルなど、機械を使用する方法
早ければ5~10分程度で終了するものもあり、短時間で、肌が明らかにきれいになるのが特徴です。
- 毛穴のざらつき、開き、黒ずみ
- にきび
- くすみ、透明感
- 小皺
といった症状に効果があります。
3-4.水光注射
水光注射は、マシンで 美容成分を皮下に注入していく方法です。
34Gといった極細の針のため、同時に複数刺しても痛みが少ないです。
投与する美容成分をその日の肌の状態や、希望に合わせることができるため、汎用性が高いのが特徴です。
複数の薬剤・美容成分をカクテルにして、投与しているクリニックもあります。
針による小さな傷がたくさんつくため、創傷治癒過程を引き起こします。
また、針の深度を変えることで、狙った層に必要な美容成分を投与できます。
薬液ですが、皮下に水分が投与されるため、張りや透明感も出ます。
- ハリ、ツヤ、潤い、透明感
- 小皺
- たるみ
といったお悩みに対応し、効果が出やすいです。
4. 私に合うお手入れは?
美容クリニックはメニューがたくさんあり、何を選んでいいか、迷う方もいらっしゃるでしょう。
疼痛・コスパ・タイパでそれぞれ、オススメをご紹介します。
4-1.痛みの少ない方法
- フォトフェイシャル
- ピコレーザートーニング
- ピーリング
- 水光注射
どれも疼痛はかなり穏やかです。
ですが、
- レーザー系の疼痛
- 刺痛
- ピーリングのひりひり感
は、それぞれ疼痛の質が違うため、注意が必要です。
疼痛の強さは同程度でも、輪ゴムで弾かれたような痛みが苦手な方は、レーザーは避けた方が無難です。
また、先端恐怖症や、注射で迷走神経反射を起こしやすい方は、レーザー治療を選ぶ方が良いでしょう。
敏感肌の方や化粧品や薬品にかぶれやすい方は、ピーリング以外の方法から試してみましょう。
4-2.コスパ重視
- フォトフェイシャル
- ピーリング
この2種類は価格が抑えられているクリニックが多いです。
ピコレーザートーニングは機械の種類にもよりますが、比較的高めです。
また、ピーリングもですが、水光注射は特に、注入する薬液や美容成分によって、一つのクリニック内でも価格が変わるため、事前に調べるのがオススメです。
4-3.タイパ重視
- ピコレーザートーニング
- ピーリング
ピコレーザートーニングは、全顔(額・両頬・顎先など広い範囲)を3周等しても、10分程度で終わります。
ダウンタイムもほぼなし、と圧倒的短時間です。
ピーリングは手法・製剤によりますが、短いと5~10分程度で終了します。
5. まとめ
1年の中で肌悩みの多い季節といわれている秋。
トラブルが大きくなる前に、美肌ケアを始めませんか?
- フォトフェイシャル
- ピコレーザートーニング
- ピーリング
- 水光注射
がおすすめです。
また、
『美容にもっと詳しくなりたい』
『もっとキレイになりたい』
という方は、美容クリニックでお仕事してみませんか。
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